ボイストレーニングの基本

「ベストな発声方法はこれだ!」

- 【9】 高音域の出し方

ハイトーン(高音・高い声)が無理なく出せる練習
パワフルな高い声が出るとかっこいいです。高音域はトレーニング次第でどんどん広がっていきます。
無理のないハイトーンの出し方をマスターしましょう。最近の曲は男性も女性も高音域の目立つ曲が多く、カラオケなどでも原曲のキーだと高すぎて歌えないとか、歌いこなすのが難しいと感じた事はありませんか? 高音域がでるようにトレーニングをしてみましょう。

まず、高音を出しているときアゴを上げて歌っていたらダメです。 アゴを上げると喉を締めつけるので良い高音の声が出せません。
喉の力を抜いてストレートに出さなくては高音域を出すことができないのです。

それからもうひとつ大事なことは、声を出すときに腰回りの筋肉をフルに使うこと。つまりお腹に力を入れるようにすること。 この力がハイトーン(高音域)を出すときの支えになります。

では実際にやってみましょう。ウエストの辺りに手を置きます。 そして腹筋を押しながら大きめの高い音で「あー」と声をだしてみます。声を出すのと同時に腹筋が手を押し返すように動けばOK。上半身、特に喉の力を抜き、腹筋にのみ力をいれていくことがここでのポイントです。
この腹筋の動き方は、ちょうど大声で笑った時の状態と同じ感じです。