ボイストレーニングの基本
「ベストな発声方法はこれだ!」- 【8】 口の開け方を練習してみましょう!
母音の発音
ボーカリストが何を言ってるのかわからない歌は、聞いていてとてもつまらないですよね。やはり歌の内容をハッキリ正しく伝えるためには、言葉の発音に注意して歌わなければなりません。またロックを歌うときはには、歌詞を英語っぽく発音することでカッコよさを出したり、強く大きく発音して説得力を与えていたりするなど、曲にあったテクニックも使います。
曲に合った歌い方ができるようになるためにはどんな言葉であれ、ハッキリと確実に安定した発音ができなくてはいけません。呼吸や発音の練習を土台に、ちきんと歌詞が聞き取れる発音を目標にトレーニングしていきましょう。
☆ポイント
「あいうえお」と言うよりも「あえいおう」の方が、口の動きがスムーズになりますので
「あ→え→い→お→う」の順番で進めていきます。
「あ」の発音
「あ」はアゴが力まない程度に、大きな口を開けます。
そして、この縦長の口を、ちょっと笑った感じで少しだけ横に広げて発音します。
「え」の発音
「あ」の発音から、やや口を横に広げます。「あ」よりも少し上下が狭くなります。
「い」の発音
「え」よりもさらに口を横に広げて発音します。
「お」の発音
唇を「お」の形で尖らせるようにします。
「う」よりも少しだけ口の形が大きくなります。
「う」の発音
「お」よりもさらに唇をすぼめて発音します。唇に力を入れすぎないようにしましょう。
口を閉じすぎると声が出にくくなってしまうので、指一本入る程度広げましょう。
☆ポイント
「あいうえお」と言うよりも「あえいおう」の方が、口の動きがスムーズになりますので
「あ→え→い→お→う」の順番で進めていきます。
☆ポイント
「あいうえお」と言うよりも「あえいおう」の方が、口の動きがスムーズになりますので
「あ→え→い→お→う」の順番で進めていきます。
「あえいおう」を続けて発音してみよう
「あーえーいーおーうー・・・あーえーいーおーうー・・・」と伸ばしながら発音します。
腹式呼吸でブレスをしながら、続けて発音してみてください。
一文字づつに息を止めて区切らず、続けて発音します。
区切ったりして息を止めると空気の流れが遮断されて、均等な太さやボリュームで声を出すことができなくなってしまいます。なめらかな流れの発音で練習してみてください。また鏡の前で自分の口の形をチェックすることも忘れずに。
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